臨床心理士が伝えたい心のお話

臨床心理士としての臨床経験から不安や苦しみを紐解いてみます

2018-01-01から1年間の記事一覧

「発達障害」の視点で見ることが必要な理由

気持ちや意思の問題か、脳の機能的な作用によるものか 気持ちや意思の問題か、脳の機能的な作用によるものなのか。 気持ち意思の問題だけでない見方、別の視点があると知っておくことは、場合によっては子育てをする上で必要なことかもしれません。 情緒的な…

発達障害 子ども編 「宿題をやらないのは怠けているだけ?」②見通しが持てないということ

見通しが持てない、ということの影響 「見通しが持てる」ということは、 問題解決に向かってのステップを組み立てられること。 優先順位をつけて、初めから終わりまで効率良く計画を立てられること。 頭の中の整理ができること。 頭の中で「整理された見通し…

発達障害 子ども編 「宿題をやらないのは怠けているだけ?」①判断が抜けるということ

子どもの「問題」には、よく目を向けることから始める 友だちとのトラブルや情緒的問題、教室での落ち着きのなさや盗みなどの問題行動、あるいは宿題をやらない、やるべき事をやらない、といった日常的な子育ての悩みなど、子どもを育てていると困ったことや…

パニック

パニックに陥ると、それは言葉では説明しようもない、言葉に当てはめることができない現象が、自分の内部に起こる。 身体の中の警報器が発動し、感情のコントロールは不可能になり、 言いようもない恐怖感に襲われる。 理屈抜きに、逃れられない。 だから言…

発達障害かも

どうも生きづらい。もしかしたら発達障害なのではないか だけどそれは決してダメな事ではありません。発達障害の診断は、生きていく術を身につけるためのツールです。 自分自身を理解するため、周りから理解してもらうたけにあるのです。 診断=自己否定に結…

正解は自分の心の中に

『森のよう』のカウンセリングでは、正解はクライエントさんの中にあるという前提で、心の中に潜って探していきます。その過程で出てきた辛さ、悲しみ、怒り、、あらゆる感情を全力で受容していきます。クライエントさんの自然のままの、無理のない答えの気…

はじめまして。

心ってなんでしょう。読んでいただける方が心のことを知ることで、この不安や苦しみは自分のせいじゃなかったんだ、説明がつかないような現象こそが心そのものだったんだと、気持ちが楽になってもらえたら嬉しいです。