臨床心理士が伝えたい心のお話

臨床心理士としての臨床経験から不安や苦しみを紐解いてみます

私の見ている現実は『私の解釈』②

『私の解釈』が、私を楽しませ、私を苦しめる。 物事の解釈は、意識や想像をはるかに超えたところでなされているようです。 無意識のうちに自動的に行われていることが圧倒的に多いでしょう。青いドレスが、「そう見える」事を疑いもしないように。 『私の解…

発達『障害』の意味するものとは

法律にある『障害』の定義 【障害者基本法】 (定義)から第二条 この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。 一 障害者 身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む。)その他の心身の機能の障害(以下「…

私の見ている現実は『私の解釈』①

『私』の見方と、「あなた」の見方は違う 同じものを見ていても、どのように見ているのかは人によって違います。 『私』の見方と、「あなた」の見方は違う。 この事をきちんと認識できると、今まで見ていた自分の現実が、自分の解釈だったと分かる第一歩とな…

「発達障害」の視点で見ることが必要な理由

気持ちや意思の問題か、脳の機能的な作用によるものか 気持ちや意思の問題か、脳の機能的な作用によるものなのか。 気持ち意思の問題だけでない見方、別の視点があると知っておくことは、場合によっては子育てをする上で必要なことかもしれません。 情緒的な…

発達障害 子ども編 「宿題をやらないのは怠けているだけ?」②見通しが持てないということ

見通しが持てない、ということの影響 「見通しが持てる」ということは、 問題解決に向かってのステップを組み立てられること。 優先順位をつけて、初めから終わりまで効率良く計画を立てられること。 頭の中の整理ができること。 頭の中で「整理された見通し…

発達障害 子ども編 「宿題をやらないのは怠けているだけ?」①判断が抜けるということ

子どもの「問題」には、よく目を向けることから始める 友だちとのトラブルや情緒的問題、教室での落ち着きのなさや盗みなどの問題行動、あるいは宿題をやらない、やるべき事をやらない、といった日常的な子育ての悩みなど、子どもを育てていると困ったことや…

パニック

パニックに陥ると、それは言葉では説明しようもない、言葉に当てはめることができない現象が、自分の内部に起こる。 身体の中の警報器が発動し、感情のコントロールは不可能になり、 言いようもない恐怖感に襲われる。 理屈抜きに、逃れられない。 だから言…

発達障害かも

どうも生きづらい。もしかしたら発達障害なのではないか だけどそれは決してダメな事ではありません。発達障害の診断は、生きていく術を身につけるためのツールです。 自分自身を理解するため、周りから理解してもらうたけにあるのです。 診断=自己否定に結…

正解は自分の心の中に

『森のよう』のカウンセリングでは、正解はクライエントさんの中にあるという前提で、心の中に潜って探していきます。その過程で出てきた辛さ、悲しみ、怒り、、あらゆる感情を全力で受容していきます。クライエントさんの自然のままの、無理のない答えの気…

はじめまして。

心ってなんでしょう。読んでいただける方が心のことを知ることで、この不安や苦しみは自分のせいじゃなかったんだ、説明がつかないような現象こそが心そのものだったんだと、気持ちが楽になってもらえたら嬉しいです。